コーススレッドとは、目の粗い(コース)ねじ山(スレッド)の意味です。
熱処理を施した目の粗いねじ山により、十字穴が潰れることなくボード類や木材を下穴なしで木下地に取付けることができるねじです。


建築工事のあらゆる現場で石膏ボード・コンパネ(コンクリートパネル)・木材金物などを木下地に取付ける際に使用します。
従来の釘のトラブル(板浮き、床鳴り、釘浮き)や、木ねじ・タッピングねじを使用した場合の手間(予め下穴をあける)を解消しました。


ねじ山はすべて一条ねじで先端が鋭く尖っており、木材を下穴なしで貫通させます。
さらに、ねじ山ピッチが約3.2ミリと粗く作られているため、木材の切りくずがねじ山に詰まらず、容易に打ち込むことができます。


・鉄
・SUS304系SUS XM-7
・SUS410
・フェライト系SUS430


一般的に取り付け物の厚さ+20mm以上の長さのねじを使用します。
ねじ込み長さが長いほど、保持力は強くなります。(参考:技術情報〈ねじ長さの選定について〉)