石膏ボードなどの乾式壁材を建築内装下地材(0.8mm鋼板)や天井下地材(0.5mm鋼板)に、下穴を必要とせずワンタッチで取り付けできるタッピングねじのことです。


軽天ビス ワンタッチビス ボードビス 等


建築内装工事に使用される石膏ボード・ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)・フレキ板(繊維強化セメント板)などの各種ボード類を、厚み1ミリ以下の鋼製下地(天井ランナー、間仕切りスタッド)に下穴なしで取り付ける際に使用します。


母材(ねじを取り付ける材料)の種類・硬さによってラッパ頭、フレキ頭、モドトラス頭の使い分けをします。

ねじ山は全て二条ねじ(※)で先端が鋭く尖っており、電動スクリュードライバーで下地の薄鋼板(厚み1ミリまで)を下穴なしで容易に貫通できます。

二条ねじ…2山一対のねじ山で構成されており、1山目は先端まで、2山目は先端より少し手前でねじ山が切れているねじです。


・1.0mmまで


・鉄(アルミキルド鋼1018A)
・ステンレス(マルテンサイト系SUS410)


母材の厚み+10ミリ前後の長さのねじを使用します。(参考:技術情報〈ねじ長さの選定について〉)


軽量鋼製下地の厚みは、天井材の場合0.4〜0.6mm、間仕切り壁材の場合は0.6〜0.8mmが主流です。